こんにちは!
私の計算が合っていれば、日本は大晦日ですね。となると、私たちは北の大地に降り立っているはず・・・。本日も、予約投稿で失礼します。
みなさん、良いお年をお迎えください。
昨日に引き続き、ポルトガルのお話で今年を閉めたいと思います。
旅するにしろ、住むにしろ、その国の食べものって大事ですよね。
食べることだけが楽しみといっても過言ではない私は、美味しいものがある場所にはどうしても行きたい!と思ってしまいます。
そういう点では、西洋諸国よりアジア圏のほうが魅力的です。
先日出会ったヨルダン人の方が「アジアの料理はすべてがユニーク。日本料理も、中華料理も、韓国料理も、タイ料理も、ベトナム料理も、それぞれ個性があってまったく別物。ヨーロッパの料理は大体が肉と芋で代り映えしない」とおっしゃっていました。
大げさではありますが、たしかにそんな印象ですよね。
ヨーロッパの中でも、イタリアやスペインは魚介類もたくさん食べるし、パエリヤ、リゾット、パスタ、タパスなど、日本人には親しみやすそうです。
じゃあ、ポルトガル料理は・・・?
移住を考えているだけに、かなり重要な問題です。
私は、実際行ってみるまで、ポルトガル料理の印象はまったくありませんでした💦もっといえば、あまり期待していませんでした💦💦
ところがところが、何を食べても感動する私をさしおいて、偏食王の夫がポルトガル料理を大好きになったのであります。
以下、私たちが実際食べたお料理を写真で紹介します↓
リスボン編
Pasteis de Belem(パステイシュ・デ・ベレン)または、Pasteis de Nata (パステイシュ・デ・ナタ)。18世紀に修道女たちが作りはじめ、イギリス人のビジネスオーナーがマカオで 『ポルトガル風エッグタルト』として売り出し人気になったことで、 シンガポール、香港、マレーシアなどに広がったとされています。個人的には飲茶で食べるエッグタルトより、ぱりっとしっかり焼かれているポルトガルのものが好きです
エビのアヒージョ。添えられたガーリックトーストが美味しかったです
Percebes(ぺルセベス) 英語ではBarnacles(バーナコー)、日本語では亀の手というみたいですね
見た目は奇妙ですが、貝とカニの中間みたいな味がします。アメリカのテレビ番組『Bizarre Foods (奇妙な食べもの)』で紹介されました。これは話のネタに食べたので、一回で十分かな。グラム売りでした
Sardinhas (イワシの塩焼き)。夫にはこれが一番ハマったようです。日本の焼き魚まんまですね。ポルトガルではオリーブオイルとかビネガーをかけて食べるみたいです
ホッケのような焼き魚。粉ふきいもとキャベツのおひたしのような付け合わせ。お醤油が欲しくなります
タコライス(ポルトガル語で何というかは覚えていません💦)。私はこれが一番おいしかった! おじやですね
ちょっと高級なレストランでディナー。前菜、メイン2品、ワイン2杯で77ユーロでした
Couvert (ポルトガルのソフトチーズ)とオリーブとパンだけでワインが進みます。チーズは塩気がちょうどいい!レストランによっては前菜が何品もテーブルに置いてあって、 食べた分だけ課金されるシステムなので、いらないものは下げてもらいましょう。タコのサラダが美味しそうでした(食べればよかったと後悔・・・)
ポルトガルのワインはくせがなく全体的に飲みやすかったです。お値段も一杯3~7ユーロくらいで、南カリフォルニアの半額以下です
Polvo (タコのグリル)
ぶっといタコの足が二本で22ユーロ。4人くらいでシェアしてちょうどいいくらい。素朴な味わいで日本人好みです
Cabrito Assado(ラム肉)23.50ユーロ。お鍋のまま運ばれてきました💦写真はウェーターさんが鍋からお皿に取り分けてくれたもの。ポルトガルは物価が安いので、20ユーロ以上とか値が張るものは シェアできるくらい大量と思ったほうがいいのかも
このお店では、量の感覚がわからず食べきれずかなり残してしまいました。アメリカだったら持ち帰るところなんですが・・・旅行中でそうもいかず・・・ごめんなさい。
ポルト編
ポルト駅近くのタパス屋さん。ここが一番気に入りました!
遅いランチくらいの時間で、タパスメニューのみの提供でした。まずはビールで乾杯!(Cerveja Fino 小さいビールで1.30ユーロ)
Ostra(生牡蠣)5ユーロ。夫は生ものが食べられないので一人で全部いただきました💛
Sopa de Peixe(魚のスープ)4ユーロ。こころもからだも温まる一品。めっちゃ美味しかった💛
Tosta Foie Gras(フォアグラ)6.50ユーロ。フォアグラがこの値段って・・・素晴らしい
サングリア4ユーロ。調子に乗って、アルコール2杯目。ぐいぐいいけるさわやかな味
デザート-5ユーロ。「日本に伝えられたカステラの原型が食べたい」といったら出てきました。カステラよりどっしりしていて、チーズの塩気でお酒にも合います。カステラの原型は『PÃO DE LÓ(パンデロー)』というらしいです
最後にしっかりコーヒーもいただきました(0.90ユーロ)。 ポルトガルのコーヒー(エスプレッソ)はどこで飲んでも美味しかった~
美味しいものをこんなにいただいて、たったの33ユーロ。チップ込みだそうです・・・(すごい!)
Francesinha(フランセジーニャ)9.50ユーロ。ポルト名物で『フランスの女の子』という名前。夫が「絶対、食べたい!」と意気込んでいた一品
薄めのステーキ、ハム、チーズをパンで挟んで、目玉焼きを載せて焼いたもの。ポテトも添えてあり、彼の好きなものばかり。フランスのクロックムッシュをアレンジしたもののようです
Pescada (魚定食)6ユーロ。キャベツとじゃがいもは定番の付け合わせのようです
ポルトガルでは、いろんな種類の魚介類が食べられているようで、レストランでも生の魚を店頭に並べているところがたくさんありました。
味付けはシンプルなものが多く、オリーブオイルとビネガーがテーブルに置いてあります。
焼き菓子系はたいてい美味しいですね。さすが、カステラの親分!
移住先として考えると、アジアのレストランやマーケットがロサンゼルスにくらべて少ないのが不安材料(旅行中、中華屋さんを一軒見かけたくらい)・・・美味しいけど、素朴すぎてポルトガル料理だけでと正直飽きちゃいました💦
夫はそんなことはどうでもいいくらい、ポルトガル料理が気に入った様子です。妻としては、普段食べない魚をたくさん食べてくれるのはうれしいです。